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ご近所付き合い

戸建てのマイホームに住むのが夢だった。長年の夢は叶ったが、コミュニケーション障害な私はご近所付き合いがいつまで経っても苦手だ。

我が家が完成した当時は、周りは空き地ばかりで家が少なく、挨拶するご近所さんは少なかった。周りは空き地ばかりで、窓から遠くまで景色を見渡すことが出来て、快適で過ごしやすかったが、それが出来なくなった。数年も経てば、四方八方に新築が次々と建ち、玄関を出ると『こんにちわ』と隣人、お向かいさんと顔が合う。人通りも車通りも多くなり、とても賑やかな土地に変わっていった。我が家の近くは公園が出来ると聞いていたが実際は違った。

玄関を出入りする際に、『お隣さんや、お向かいさんとばったり会いませんように』と願いながらいつも玄関を出入りするが、高確率で誰かしらご近所さんと会ってしまう。ただの一言『おはようございます』や『こんにちは』をするだけじゃん。と思うかもしれないが、私にとっての顔を合わせての挨拶は一苦労だ。

『今日はちゃんと顔を合わせて挨拶出来たぞ』や『今日は声を掛けるタイミングが分からず、挨拶が出来なかったな』と反省したりする日々。

たまにご近所さんとお話しをする時があるが、話しが終わって家に帰った後、『自分頑張った!!』と心の中で褒めている。

今まではアパートやマンション暮らしの頃は、挨拶はしたりしなかったりで、付き合いもなく何も考えずに過ごしていたが、戸建てになるとそうはいかない。

町内会に入り、我が家が町内会長の年になれば、一軒ずつ集金をする。会議に出る。祭りや行事ごとをする際の気力と労力は半端なく消耗する。それでもやはり、アパート暮らしよりも一軒家に住んで良かったと思う。

音に敏感な私は、アパート暮らしの頃の隣人や上の階、通行人の少しの音でも過剰に反応して常にストレスを感じていたので音のストレスから解放されたのだ。

猫も自由に家中を走り回って私と追いかけっこや、かくれんぼを気にせずに出来る。

宝くじが当たったら、大きな塀で囲まれた家を建てよう。

れみぃでした。